Résonances

東京大学大学院総合文化研究科フランス語系
オンラインジャーナル

東京大学大学院総合文化研究科フランス語系オンラインジャーナル『Résonances』
2020年1月1日、装いを新たに再始動します。

Actualitésお知らせ

2020.03.31

『Résonances』第11号(Web版第1号)への投稿を締め切りました。
公開まで、しばらくお待ちください。

2020.01.01

『Résonances』公式サイトをプレオープンしました。

2019.11.30

『Résonances』第11号(Web版第1号)への投稿募集を締め切りました。

À propos

Résonancesの願い

『Résonances』は、東京大学教養学部フランス語部会(現フランス語・イタリア語部会)を責任母体とする新たな学生論文集の企画として、2002年度に立ち上げられました。執筆資格を持つのは、東京大学駒場キャンパスの大学院修士課程・博士課程に学び、主にフランス語を研究手段とする者たちです。駒場の総合文化研究科は、言語情報科学・超域文化科学・地域文化研究・国際社会科学・広域科学という五つの専攻によって構成されています。いずれの専攻も学際性を重視していますが、本誌により形成される学問共同体は、この所属専攻という制度的な枠組みをさらに横断するものです。

ここでは学会誌とは異なり、執筆者全員が特定の学問分野やひとつの時代への関心を共有しているわけではありません。むしろ「フランス語文化圏」への関心と「フランス語使用」という糸で緩やかに結ばれているところに、『Résonances』のアイデンティティが見いだせるといえるでしょう。また、執筆だけでなく論文集の編集も駒場のフランス語系学生が担っており、学生の自発的な参加と協力による運営も、本誌の伝統となっています。創刊時に参加者たちの投票で選ばれた誌名のRésonances(レゾナンス)は、反響、共鳴を意味する言葉です。ひとりひとりの学問的な貢献が、たがいにこだましあい増幅しあいながら、多様な効果を生み出し、より大きな地平へ発展していくようにという期待が、この言葉にこめられています。

専門のデザイナーと編集者の全面的な指導と協力のもとで刊行されてきた『Résonances』は、2019年度刊行の第11号より、オンラインジャーナルとして生まれかわりました。新たなデザイナーによるディレクションを得ながら、従来の紙面におけるデザイン性を継承しつつ、オープンアクセスジャーナルとしての利便性を備えた本ウェブサイトの立ち上げが実現しました。これにともない、フランス語で執筆された論文も掲載することとし、また新たに「翻訳」部門をくわえて、新しいかたちでのスタートを切りました。「専門研究の充実をうながすとともに、各自の関心をできるだけ広い世界へと開き、執筆者と読者のあいだにいっそう豊かな響き合いを生み出す契機となる」という『Résonances』創刊以来の願いは変わることなく、異なる領域の研究者はもちろん、一般社会の読書人へ宛てて、新しい学術研究の成果を届けること。また日本国内のみならず、海外の日本語・フランス語使用者へ向けても、駒場の若い研究者たちの取り組みを公表することを目指しています。

本誌に掲載される論考は、それぞれ異なる目的をもつ四つの部門に分類されます。

まず「論文」部門は、高度な専門性を有する論考にくわえて、いわば領域横断的な、さらには実験的な試みをも積極的に触発する場として構想されています。多種多様な学問領域を専門とする執筆者たちがそれぞれの研究成果を発表する場として、また時には自らの研究の過程で出会ったサブテーマをふくらませる機会として、研究者たちの自由で豊かな発信スペースとなる役割を担っています。

「研究ノート」部門は、特定の主題について、明確な問題提起を行い、可能なアプローチを整理しながら、独自の展望を提示するための場です。留学先の大学に提出したMaster論文の梗概や、執筆中の博士論文の途中経過などを発表したり、出席したシンポジウムの議論を起点にして、自分の研究計画を明らかにしたりする場にもなりうるでしょう。

「クロニック」部門は、学生のアクチュアルな問題意識を反映する場です。専門的な研究書を紹介・論評するだけでなく、文学から映画、美術から音楽、舞台芸術からスポーツにいたる多様な領域に題材をとりながら、フランス語圏の文化と社会を照らし出す試みが展開できるはずです。

「翻訳」部門は、広くフランス文化圏の文学、言語、思想、社会などに関する論文やフランス語で行われた講演の原稿などを日本語で共有するための場です。例えば、それぞれの専門領域における重要な先行研究や、駒場で行われた講演会の内容などを、フランス語を専門としない読者もアクセスできるかたちで発信することで、新たな知的交流の起点となることができるでしょう。

フランス語部会の名において発行されるこのオンラインジャーナルの運営には、部会所属の教員全員が平等にかかわっています。とくに「論文」部門に関しては、少なくとも2名の教員が各論文の審査に当たり、第一回の査読後、具体的な書き直しの提案と指導のプロセスをへて、さらに第二回の査読が行われるという厳正な方式がとられています。また「翻訳」部門においても、学生による単訳である場合、教員との読み合わせのプロセスが義務づけられています。このようなレフェリー制度を設けることにより、学術誌としての水準が保証されるだけでなく、教員と学生が大学院での所属専攻をこえ、学問的な接点をもつという側面も強調しておきたいと考えます。

「研究ノート」と「クロニック」は、いわば若手研究者たちの自主管理ページです。原稿の提出に先立って、学生が草稿を相互にチェックしあうことが義務づけられています。

なお、『Résonnances』は、2001年秋に刊行された東京大学フランス語教材『Passages : de France et d’ailleurs』(フランス語部会編、東京大学出版会)、およびその後続教材として2006年秋に刊行された『Promenades : En France et ailleurs』(フランス語部会編、東京大学出版会)の収益基金から援助を受けています。これら二種の刊行物は、「教育」と「研究」という不可分の営みのなかで、同じ目標を分かちあっているといえましょう。

『Résonances』が、若々しい知のメディアとなり、さまざまの反響を呼びおこすことを願ってやみません。

2019年9月

第11号編集委員会

本文は、『Résonances』「創刊の辞」(2003年3月、2008年10月改訂)の精神を引継ぎながら、オンラインジャーナル創刊へ向けて新たに執筆したものです。

Résonances 2020 11

Résonances
募集要項・投稿規定

本誌は、東京大学教養学部フランス語・イタリア語部会が発行する査読付き学術誌です。前身の東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonances』から装いをあらたにして、2019年度からはオープンアクセスの査読誌として再出発を果たします。
本誌の目的は、東京大学大学院総合文化研究科でひろくフランス語圏の文化(文学・言語・哲学思想・芸術・社会など)に関する研究をおこなう大学院生たちと OBOG の研究者らが狭義の専門研究の範疇に捉われないテーマを論じ、同時にその成果を学外に紹介する場を設けることにあります。専攻紀要とは性格が異なり、学生主体で運営される論文集であるため、フランス語・イタリア語部会所属の教員によっておこなわれる査読過程を除き、編集・刊行のための諸作業への参加が執筆者には義務づけられます。下記の要領で第 11 号 (Web版 第 1 号 2020年9月 刊行予定)の原稿を募集しますので奮ってご応募ください。

募集要項を読む

投稿資格
次に挙げる2つの条件のうち、いずれかに該当する方。

〔論文・翻訳〕

  1. (1)東京大学大学院総合文化研究科に在籍する博士課程の学生で、ひろくフランス語圏の文化(文学・言語・哲学思想・芸術・社会など)に関する研究をおこなっている方。
  2. (2)東京大学大学院総合文化研究科の博士課程を修了、単位取得退学あるいは中退した研究者でひろくフランス語圏の文化(文学・言語・哲学思想・芸術・社会など)に関する研究をおこなっている方。ただし、フランス語・イタリア語部会の教員の推薦が必要です。

〔研究ノート・クロニック〕

  1. (3)上記の(1)(2)に該当する方。
  2. (4)東京大学大学院総合文化研究科に在籍する修士課程の学生で、ひろくフランス語圏の文化(文学・言語・哲学思想・芸術・社会など)に関する研究をおこなっている方。

分量規定

(1)論文

(日本語原稿)16000 字以上 20000 字以内(注を含む)。
別途、あらかじめネイティヴチェックを済ませたフランス語要旨(A4版 1 枚:350 語程度)をつけてください。

(フランス語原稿)4000 語以上 5000 語以内(注を含む)。
別途、日本語要旨(A4版 1 枚:1200 字程度)をつけてください。

執筆者の指導教員がフランス語イタリア語部会に所属していない場合、お早めに第11号準備委員にご相談ください。

(2)翻訳

対象はひろくフランス語圏の文化(文学・言語・哲学思想・芸術・社会など)に関する論文、講演原稿とします。

分量の上限は原文で 12000 語までとし、下限はありません。

提出前に原稿の著者・著作権者から翻訳掲載の了承を書面形式で得られることを条件とします。翻訳投稿時にこの書面の写しを添付してください。

提出前に各自で原稿の著者・著作権者から翻訳掲載の了承を書面形式で得られることを条件とします。翻訳投稿時にこの書面の写しを添付してください。

単訳・(学生同士の)共訳を問わず、原稿提出の「前」に、他の執筆資格者と内容・形式について読み合わせをおこなったうえで最終稿を作成するものとします。

読み合わせ前に指導教員から投稿許可を得る必要があります。

なお、講演原稿など教員と共訳したものや教員の指導を受けて翻訳したものの掲載も認めます。この場合、他の投稿資格者との読み合わせは必須としません。

(3)研究ノート・クロニック(ともに日本語)

4000 字以上 5000 字以内(A4版 2頁以内 注を含む)。

原稿提出の「前」に、他の執筆資格者 1 名と内容・形式について読み合わせをおこなったうえで最終稿を作成するものとします。

収録予定論文数

  • 掲載可能論文が 2 編以下の場合、掲載が次の刊行時に持ち越される場合があります。

掲載までの手続きに関する注意事項

  • 投稿は未発表原稿に限りますが、口頭で発表されたものは可とします。
  • 重複投稿が可能な組み合わせは「論文(または研究ノート)」と「クロニック」の場合か、「論文(または研究ノート)」と「翻訳」の場合です。
  • 「論文」と「研究ノート」の重複投稿は認められません。
  • 応募論文を関係教員 2 名が査読し、十分な水準を満たしている論文を掲載します。
  • 『レゾナンス』は、すべての部門について独自の「統一表記」を設けています。(詳細は応募申込をした方に後日配布される「統一表記マニュアル」で説明します。)
  • オープンアクセスの査読誌であるため、掲載誌・抜刷等の配布はおこないません。
  • 図版の権利関係によってはサイト上に図版が掲載できない場合があります。

執筆者負担金

  • 公式サイトの維持費にあてるため「論文・翻訳」執筆者の負担金は 5000 円、「研究ノート・クロニック」執筆者は 2000 円です。いずれも図版の有無に関わらず一律です。

応募申込締切:2019年11月末日 必着

  • 投稿希望者は、氏名、連絡先(電話番号・メールアドレス)、標題(仮題で可。翻訳の場合には原著論文名の著者・タイトル、掲載媒体、頁数などの出典情報)、原稿の種類(論文・翻訳・研究ノート・クロニック)、所属専攻、指導教員名を件名「投稿申込_氏名」として届けてください。
  • この時点で論文・翻訳・研究ノート・クロニックのすべてについて図版の使用を希望する方は申告してください。

原稿締切:2020年2月末日 必着

  • 「論文」執筆者は原稿中に、応募者氏名や応募者が特定可能な記述がないことを確認してください。
  • 「翻訳」を提出する場合にはかならず著作権に関する了承を得たことが確認できる書類の写しと翻訳対象の原文を PDF 形式で添えて提出すること。
  • 応募者情報(氏名・題・所属・メールアドレス)を別ファイルで添付してください。
  • 編集委員会に Microsoft Word ファイルをメールにて送信。一両日中に編集委員会からの受領メールが来たことを確認してください。

今後の予定

  • 2019年 12月下旬執筆要項・統一表記マニュアルのメールでの配布。
  • 2020年 1月下旬研究ノート・クロニック部門と翻訳部門:第一稿読み合わせ。
  • 2020年 4月下旬論文査読結果の通知。
  • 2020年 6月中旬掲載者は規定に沿って版下を作成・提出。
  • 2020年 8月まで合計 2 回の執筆者各自による校正作業(メールでのやりとり)
  • 2020年 9月公式ページにて論文公開。

著作権について

本誌に掲載された論文などの著作権は、執筆者に帰属するものとします。他誌で論文などを転載、翻訳することを希望する場合、許諾の必要はありません。なお、掲載された原稿は図版等の著作権上の問題がない限り、『Résonances』の公式サイト(準備中)ならびに東京大学学術機関リポジトリ上において公開することを前提としています。

※お問い合わせ先

〒153-8902 東京都目黒区駒場 3-8-1 東京大学教養学部フランス語・イタリア語部会
『Résonances』第 11 号(Web 版第 1 号)編集委員会

『Résonances』第11号(Web版第1号)編集委員会

編集委員:石川典子、桑原旅人、齋藤由佳、實谷総一郎、中村彩、福井有人、茂木彩、山本千寛
教員代表:森元庸介
(敬称略 50音順)

「フランス語・イタリア語部会」担当教員

池上俊一、今橋映子、マチュー・カペル、桑田光平、郷原佳以、伊達聖伸、寺田寅彦、パトリック・ドゥヴォス、原和之、日向太郎、星埜守之、増田一夫、松村剛、三浦篤、村松真理子、森元庸介、森山工、山田広昭、渡邊淳也
(敬称略 50音順)

『Résonances』Webサイトデザイン

アートディレクション:小林春生(BOSCO)
Webデザイン・構築:小林雅人(BOSCO)

Résonances既刊号紙版

東京大学学術機関リポジトリにて、雑誌版の既刊号の一部がご覧いただけます。

Résonances 10
2018年発行
※リポジトリへのリンクです。
Résonances 9
2015年発行
※リポジトリへのリンクです。